きれいに咲いていたあじさいが、翌年は花が咲かなかった…
そんな経験はありませんか?
実はあじさいは、剪定のタイミングによって翌年の花つきが大きく変わる植物です。
知らずに切ってしまうと、元気に育っていても花が咲かなくなることがあります。
この記事では、はじめての方でも失敗しにくいあじさいの育て方と、花を咲かせるための剪定のポイントを、わかりやすくご紹介します。
一度うまくいかなかった方でも、ポイントを押さえれば、毎年きれいに花を楽しむことができます。
はじめてのあじさいの選び方
あじさいにはいくつか種類がありますが、はじめての方は難しく考えなくても大丈夫です。
よく見かけるタイプの違いを知っておくだけで、ぐっと選びやすくなります。
・あじさい(一般的なタイプ)

丸くこんもりとした花が特徴で、よく見かけるあじさいです。
ガクアジサイや西洋アジサイ(ハイドランジア)などがこのタイプに含まれます。
花後すぐに剪定することで、翌年も花を楽しむことができます。
・アナベル

白くふんわりとした花が特徴のあじさいです。
剪定のタイミングをあまり気にせず育てやすく、はじめての方にもおすすめです。
・カシワバアジサイ

円すい形の花と特徴的な葉が魅力のあじさいです。
ナチュラルな雰囲気の庭によく合い、比較的丈夫に育ちます。
剪定は花後に行うと、翌年も花を楽しめます。
一般的なあじさいやカシワバアジサイは、花が終わったあとに剪定することで翌年も花を楽しめます。
一方でアナベルは、剪定のタイミングにあまりこだわらなくても花が咲きやすく、はじめての方でも育てやすいのが特徴です。
どちらも基本のポイントを押さえれば、毎年きれいに花を楽しむことができます。
あじさいの育て方
購入したあじさいは、すぐに植え替えなくても大丈夫です。
まずは花を楽しみ、花が終わったあとに剪定とあわせて植え替えると、無理なく管理できます。
・水やり
土の表面が乾いてから、鉢の底から水が流れ出るまでたっぷりと与えます。
あじさいは水を好む植物のため、乾ききる前にこまめに様子を見ると安心です。
特に春から夏にかけては水切れしやすいため、朝のうちにしっかり水を与えるようにしましょう。
・日当たり
あじさいは半日陰で育てるとバランスよく育ちます。
日当たりがよい場所でも育てることはできますが、真夏は葉焼けや水切れに注意が必要です。
逆に日陰すぎると花つきが悪くなることがあるため、明るい日陰を目安にすると安心です。
午前中だけ日が当たる場所などが理想的です。
鉢植えと地植えどっちがいい?
あじさいは鉢植えでも地植えでも育てることができます。
はじめての方は、管理しやすい鉢植えから始めるのがおすすめです。
・鉢植え
置き場所を移動できるため、日当たりや風通しに合わせて調整しやすいのが特徴です。
水やりの管理もしやすく、はじめての方でも育てやすい方法です。
・地植え
根をしっかり張って大きく育ちやすいのが特徴です。
ただし、一度植えると場所を変えにくいため、植える場所選びが大切になります。
地植えの場合は、水切れしにくくなるため管理が少しラクになります。
まずは鉢で育てて、環境に慣れてから地植えにする方法もおすすめです。
植え付けの基本的な手順については、こちらの記事も参考にしてみてください。
苗の植え付け方とその後の管理|初心者でも失敗しない基本
あじさいの剪定
あじさいは基本の管理はシンプルですが、剪定のタイミングだけ押さえておくことが、毎年花を楽しむためのポイントです。
剪定のタイミング
一般的なあじさいやカシワバアジサイは、花が終わったあとすぐに剪定します。
アナベルは、剪定のタイミングにあまりこだわらなくても花が咲きやすいのが特徴です。
剪定の位置
剪定の位置は、あじさい・アナベル・カシワバアジサイなど、どのタイプでも共通の基本を覚えておくと安心です。
ポイントだけを押さえて、難しく考えずシンプルに行いましょう。
・花のすぐ下を切る
・深く切りすぎない
咲き終わった花のすぐ下を目安に切ります。
あまり深く考えず、花のすぐ下あたりで切るだけでも大丈夫です。
剪定が遅れると、翌年の花芽も一緒に切ってしまい、花が咲かなくなることがあります。
花が終わったあとは、できるだけ早めに剪定するようにしましょう。
季節ごとのあじさいの管理
あじさいは季節ごとに少しずつ管理のポイントが変わります。
ここでは、1年の流れを簡単にご紹介します。
春(3月〜5月)
春はあじさいの新芽が伸びてくる成長の時期です。
・水やり:土の表面が乾いたら、鉢の底から水が出るくらいたっぷり与える
・日当たり:半日陰で管理
・肥料:軽く与えると元気に育ちます
夏(6月〜8月)
花が咲き、暑さで弱りやすい時期です。
水切れや蒸れに気をつけながら、無理のない範囲で管理しましょう。
・水やり:水切れしやすいので、なるべく朝のうちに鉢の底から水が出るくらいたっぷり与える
・剪定:花が終わったら早めに行う
・暑さ対策:直射日光を避ける
日中の水やりは避け、涼しい時間に与えるようにしましょう。
剪定は、花後なるべく早く行いますが、アナベルはあまりタイミングを気にせずに剪定を行えます。
秋(9月〜11月)
あじさいの成長がゆるやかになる時期です。
・水やり:土の表面が乾いたら、鉢の底から水が出るくらいたっぷり与える
無理に手を加えず、基本の水やりを続けながら、株を整えていきましょう。
冬(12月〜2月)
あじさいの葉が落ち、休眠する時期です。
冬になると葉が落ちることが多く、見た目がさびしくなりますが、休眠しているだけなので心配いりません。
品種や環境によっては葉が少し残ることもあります。
・水やり:控えめに
・防寒:寒風が強い場所は少し注意
寒風が強く当たる場所では、風よけを意識すると安心です。
また、霜が強く当たる場所では、軒下に移動するなど軽く対策するとより安心です。
まとめ
あじさいは、剪定の時期を間違えなければ毎年花を楽しむことができます。
剪定のタイミングが決まっているほうが安心な方は一般的なあじさい、
あまり細かいことを気にせず育てたい方はアナベルを選ぶと、自分に合った育て方がしやすくなります。
母の日のギフトにも人気のあじさいですが、その後の管理が不安な方も、「花後すぐに花のすぐ下を切る」だけ覚えておけば大丈夫です。
毎年少しずつ大きくなる姿も楽しみながら、できることから少しずつ始めてみてください。
まずは一鉢から、気軽に育ててみてください。

