苗を植えるとき、
「何からやればいいんだろう?」と迷いますよね。
まずは基本の流れとしてはシンプルで、
植える → 水やり → 数日間は環境に慣らす
この3つを押さえておけばOKです。
一つひとつの作業は難しくありませんが、
ちょっとしたポイントを押さえておくだけで、
その後の育ち方がぐっと変わってきます。
準備するもの
苗の植え付けに必要なものをまとめました。
今回は、1つの苗を鉢植えにするやり方ですが、プランター栽培や地植えのやり方も、基本的には変わりません。
鉢
植物の大きさや植え方によって形や大きさを選びます。
迷った場合は、水はけのよいプラスチック製のスリット鉢を選ぶと失敗が少ないです。
プランター選びに迷ったら、こちらの記事も参考にしてみてください
ガーデニング初心者におすすめのプランター5選|失敗しない選び方も解説
培養土
はじめは園芸用の培養土からスタートするのがおすすめです。
栄養やバランスが整っているため、失敗しにくいのが特徴です。
土選びについては、こちらの記事で詳しく説明しています
ガーデニングの土の選び方|初心者でも失敗しない基本をやさしく解説
苗
苗はなるべく元気な苗をえらびましょう。
元気な苗の選び方のコツをまとめました。
・茎が太く、グラグラしていないもの
・葉の緑色が濃く、虫食いや病気の跡がないもの
・葉と葉の間隔が狭く、ヒョロっと間延びしていないもの
花の苗は、開花前の蕾が多くついている苗をえらぶと、長期間花が楽しめます。
キュウリやナス科の野菜は、接ぎ木苗を選ぶと、病害虫に強く育てやすいです。
じょうろ
使う場所や、広さに応じた大きさを選びます。
ハス口が外せるタイプだと、植え付け時の水やりがやりやすいです。
あると便利なもの
・移植ごて(小さめのスコップ)
→植え穴を掘るときに使います。
・支柱(必要な場合)
→ツルが伸びるタイプの植物だけでなく、高さがある植物は、支柱を使って倒れるのを防ぎます。
・割り箸
植え付けの際、土を隙間なく詰め込む作業や、苗と土を定着させる仮支柱などに使えます。
どんな道具を準備すればよいか迷う方には、こちらの記事で初心者の方向けの道具の選び方を解説しています。
初心者でも失敗しないガーデニングの始め方|何から始める?やさしく解説
基本の植え方
植え付けは難しく感じますが、基本の流れはシンプルです。
なるべく植物に負担がかかる暑い真夏や、寒い真冬、風の強い日を避けて植え付けると、失敗しにくくなります。
植える前の準備
まずは、植木鉢に苗を植える前の、植え穴の準備までを解説します。
・鉢底ネットを敷く
底に穴が開いているタイプの植木鉢は、穴からナメクジなどの害虫が侵入するのを防ぐため、鉢底ネットを置きます。
スリット鉢などは、排水機能が低下するため、鉢底ネットを使用しない使い方を推奨しているメーカーもあります。
・鉢底石を入れる
排水性と通気性を向上させるために、底に軽石を入れます。
鉢底が見えなくなるくらいの量を入れれば大丈夫です。
また、スリット鉢は排水性と通気性の機能が高いため、鉢底石は入れなくても大丈夫です。
・培養土を入れる
鉢底石の上に、培養土を入れます。
まずは苗を置いた時に、土の高さが鉢の縁から下3㎝くらいになるように調整します。
コツ
苗の土の高さと、鉢の土の高さをそろえるイメージです。
土は鉢の縁から2〜3cmほど下になるようにしておくと、水やりの際に水があふれにくくなります。
ここまでで、苗を植える鉢の準備ができました。
次はいよいよ苗を植え付けていきます。
苗の取り出し方のコツ
苗から植物を取り出すときは、苗を傷つけないように取り出す必要があります。
ちょっとしたコツさえわかれば、初心者の方でも簡単にできます。
苗の根本を人差し指と中指でそっと挟むように苗を支えて、苗を逆さまにして取り出します。
なるべく根を触らず、そのまま準備していた鉢の培養土の上に置きます。
植え付け方のコツ
苗は植物が傾かないよう、まっすぐ置きます。
苗の位置が決まったら、鉢と苗の隙間に培養土を足していきます。
ここで、苗と土の間に隙間があると、うまく定着しないこともあります。
隙間がないように割り箸などで土を入れ込んだり、軽く鉢を外からたたいて土を中に落とします。
最後に軽く土を押さえて鎮圧します。
仮支柱
高さのある倒れやすい苗は仮支柱を立てておきましょう。
また、苗と土を串刺しにするように、割り箸などを挿しておくと、根の活着が早くなります。
根を傷めないためにも、支柱はこのタイミングで立てておきます。
水やり
最後に水やりをします。
水やりのコツは、土と根を馴染ませるイメージで、鉢底から流れるまでたっぷりと与えることです。
このとき、なるべく葉や花に水がかからないように、根元にかけるようにしましょう。
ジョウロのハス口を外すと、ハス口が植物にあたることもないので与えやすいです。
植え付けた後の管理
植え付け作業では、見た目にはわかりにくくても、
苗は少なからずダメージを受けています。
そのため、植え付け後はすぐに元気に育ち始めるというよりも、
いったん回復し、そのあと環境に慣れていく流れになります。
植え付け直後〜3日(回復期間)
植え付け直後は、ダメージを受けた根や株を回復させる期間です。
強い日差しを避ける
風の強い場所に置かない
なるべく触らず、そのまま様子を見る
👉 ポイント
無理に成長させようとせず、「休ませる」イメージで管理します。
4日目〜1週間(リハビリ期間)
少しずつ環境に慣らしながら、成長を再開させていきます。
徐々に日当たりの良い場所へ移動する
土が乾いたら水やりする
葉や新芽の状態を確認する
👉 ポイント
いきなり元の環境に戻すのではなく、少しずつ慣らしていくのがコツです。
この1週間を乗り切れば、苗はしっかり根付き、
その後はぐっと育てやすくなります。
ここまでのポイントを、簡単にチェックできるようにまとめておきます。
□ 葉がしおれていないか
→ しおれている場合は、直射日光を避けて様子を見ます
□ 葉が重なって蒸れていないか
→ 蒸れている場合は、風通しをよくします
□ 土が乾きすぎ・湿りすぎになっていないか
→ 乾いていたら水やり、湿りすぎなら少し乾かします
□ 新芽や成長の動きがあるか
→ 動きがない場合は、環境を見直して様子を見ます
まとめ
苗の植え付けは難しく感じますが、
基本の流れとポイントを押さえておけば、初心者の方でも問題なく行えます。
特に大切なのは、植え付け後の1週間。
この期間にしっかりと回復させ、環境に慣らしてあげることで、その後の育ち方が大きく変わってきます。
最初のひと手間で、その後の管理もぐっとラクになります。
無理のない範囲で、できるところから取り入れてみてください。

