収穫を楽しみにしていたのに、朝見て思わず固まりました。
昨日までは、多少穴は開いていたものの「まぁこのくらいなら大丈夫でしょ」と思っていたんです。
ところが一晩で状況は一変。

葉はボロボロ、まるでレースのような状態に…。
もう疑う余地はありません。「ヨトウムシだな」と、ほぼ確信。
そして葉の中心をよく見ると――
やっぱりいました、犯人。

ヨトウムシです。
ヨトウムシとは
ヨトウムシ(夜盗虫)とは、ガの幼虫で、野菜や花の葉を食い荒らす害虫です。
バラや草花など、幅広い植物に被害が出ます。
最大の特徴は「夜に活動すること」。
昼間は土の中や葉の裏に隠れていて、暗くなると一気に食害します。
そのため気づいたときには被害が広がっていることも多く、「昨日までは大丈夫だったのに…」という状況になりやすいのも特徴です。
被害の特徴
ヨトウムシの被害にはいくつか特徴があります。
まず、葉が不規則に大きく食い破られること。
小さな穴ではなく、広い範囲が一気に食べられるのが特徴です。
さらに、外側の葉から被害が広がり、
気づいたときにはレース状になっていることも少なくありません。
また、黒い小さなフンが落ちている場合は、ヨトウムシが近くにいるサインです。
見つけ方
ヨトウムシは夜に活動するため、昼間はなかなか姿が見えません。
ですが、いくつかポイントを押さえると見つけやすくなります。
まずチェックしたいのが「葉の裏」。
食害がある葉の裏に、そのまま隠れていることがあります。
次に「株元の土の中」。
ヨトウムシは日中、土に潜っていることが多いので、株の根元を軽く掘り返すと出てくることがあります。
すぐに見つからない場合は、夕方〜夜にチェックするのも効果的です。
暗くなってくると活動を始めるため、葉の上に出てきていることもあります。
似たように葉を食べる害虫としてナメクジもいますが、被害の出方や対処法は少し異なります。
ナメクジの特徴や対策については、こちらの記事で詳しくまとめています。
→ ナメクジ対策はこちら
ナメクジ対策はこれでOK|花が食べられる前にやるべきこと
駆除方法
ヨトウムシを見つけたら、できるだけ早く対処することが大切です。
放っておくと一気に被害が広がります。
まず確実なのが、見つけ次第その場で捕まえて処分する方法です。
葉の裏や株元をチェックし、見つけたらすぐに取り除きます。
数が少ないうちは、この方法が一番手っ取り早くて効果的です。
ただし、すでに被害が広がっている場合や見つけきれない場合は、
薬剤を使うのがおすすめです。
ヨトウムシには、BT剤(ゼンターリなど)がよく効きます。
数が増えてくると手作業だけでは追いつかなくなるため、早めに使っておくと安心です。
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食べた幼虫にだけ作用するため、比較的安心して使えるのが特徴です。
夕方に散布すると、夜の活動時にしっかり効果が出やすくなります。
すぐに効果を出したい場合は、ベニカXファインなどのスプレータイプも有効です。
見つけた幼虫に直接かけることで、その場で駆除できます。
今すぐなんとかしたい場合は、こういったスプレータイプが手軽で便利です。
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被害が出始めたタイミングで早めに対処することで、株全体がやられるのを防ぐことができます。
「できるだけ薬剤は使いたくない」という場合は、ニームオイルを使った予防という方法もあります。
日頃から使っておくことで、害虫がつきにくい環境を作ることができます。
→ ニームオイルについてはこちら
まとめ
ヨトウムシは、気づいたときには被害が一気に広がっている厄介な害虫です。
「少し穴があるけど大丈夫かな」と思っていると、一晩で一気に食い荒らされてしまうこともあります。
被害を見つけたら、まずは葉の裏や株元をチェックしてみてください。
見つけ次第すぐに取り除くことが大切です。
あわせて、薬剤も早めに使うことで被害の拡大を防ぐことができます。
「まだ大丈夫」と思っているタイミングこそが、一番の対策のチャンスです。
春〜夏にかけてはウリハムシの被害も増えてきます。
ヨトウムシと同じく葉を食べる害虫なので、あわせてチェックしておくと安心です。
ウリハムシの対策については、こちらの記事で詳しく解説しています。
ウリハムシ対策|すぐできる駆除方法と予防法【初心者向け】
